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Q1 区分所有者から専有部分をリフォームしたいと相談を受けたのですが、どう対応したら良いでしょうか?


 多くのマンションでは、管理規約の定めによって専有部分のリフォームは理事会の承諾を得るようになっているかと思います。
 具体的な手続き方法や承認の基準(材料や性能など)は、規約や細則に書かれていると思いますので参照してください。
 では、なぜ管理組合の承認が必要なのかについて、少し整理しておきます。

 そもそも、専有部分は、自由にリフォームできるのが原則です。ただ、マンションという共同生活の場である点や共用部分と連結しているという点を考えると、何でも自由にとしてしまうと問題が起きる場合があります。ですから、基準が設けられていたり、理事会の承認が必要としている場合が多いのです。

 承認が必要という点に関しては、最近はリフォーム会社にも周知されており、リフォーム会社から管理組合に承認の申請がされることもあります。
 理事会としては、申請を受けた場合、規約に書かれている手続きや承認の基準を、「そもそも」以下で書いたような趣旨にも照らして承認するか否か判断してみてください。工事内容が難解な場合は、業者に説明を求めたり、専門家に相談したりすることも大切です。

 また、工事期間中の危険防止や完成後のトラブル等についても、気を付けるようにしてください。